「マインドコントロール」にツッコミを:個別ツッコミ編:2nd
さて続けましょう。
レイチェル・カーソンの功罪とか、ハロウィンの菓子が強烈に甘いのは国際コングロマリットの陰謀だ、とかもあるが、飛ばす。無念。
このような中、日本人為はアインシュタインも絶賛した、その特性である「誠」の大和心(ヤマトごころ)がまだ残っているため、希望がある。(P39)
これは、まぁ「アインシュタインの予言」なる偽書に頼る必要も無いか。(参考)
このあと1ページにわたり安部司氏を持ち上げてるが、松永和紀氏らによる批判を受けていることも、また記さねばなるまい。
(たとえば、ここ。)
化学醤油の話については、これも安部司氏の受け売り確定。(樹慶三教授(via もやしもん)が語り始めそうだ。)
水道水の塩素消毒(P51-54)云々だが、コレラやら赤痢やらのリスクをアンカウントするのもどうよ、と。
塩素消毒法的義務付け効果は歴然で、水道に起因する消化器系伝染病発症は全国的に激減した。(参考)
カルキ臭いという批判もあるのは当然だが、オゾン殺菌を取る手法もある。(参考:実はお台場ガンダムの見学の際に、東京水とミネラルウォーターの飲み比べで、間違えた悔しさが、今ふつふつと…)
古い鉄管云々の問題は、ビル等の簡易専用水道故の問題もあるのは事実。
(水道局などが面倒見るのは水タンクまでで、そこから先はきちんと清掃をしたり、ビル内の配管をメンテする必要が…ですが)
美味しい&安全な水道をどーするか、か努力してる人への安直な批判は、自らが自衛官であることで嫌な思いをしたときの感想である、「完璧な人格否定、いや人間否定(P18)」にもつながる。
それにしても、これでは、森 林太郎状態をおこしかねんか?>陸上自衛隊。
ああ、やっと食品添加物編 終了!