幸福実現党の逆ブースト

絵文録ことのは 幸福実現党の研究(8)衆院選得票数・得票率の分析
から。

そして青梅市議会議員(民主)から国政に転じた小鮒将人である。ここも民主党が出馬していないが、もともと青梅市議としての「地盤」「実績」もあることを考えると、得票率はこれでも少なすぎるように思える。民主党国民新党から出馬した経験のある無所属・鈴木泰の3分の1しか取れずに最下位というのは、ちょっと伸び悩みすぎではないか。こうなるともはや、幸福実現党の政策そのものが支持されていないと考えざるを得ない。なお、同じく現職議員として、福井 3区北野光夫(越前市議、副議長。元自民党)が4,058票/2.6%、福岡5区鵤卓徳(大野城市議会議員)が5,139票/1.8%。地方議員とはいえ、市議がこの程度というのはどういうことか。
原文


 それでは、小鮒候補が青梅市の選挙の際に得た票と、今回の票とである程度の関係は存在するかどうか。
 やってみました。

青梅市議員選挙 2007年 1,934票(参考
衆議院議員選挙 2009年 3,446票/6,673(参考

 青梅市の票数は全体の35%位で、小鮒議員は約51%を青梅市にて獲得している。伸び悩みには違いないけど。


 さて、次は北野光夫候補

越前市議会選挙 2006年 1,564票(参考
衆議院議員選挙 2009年 1,518票/4,058(参考


 逆に、46票減っている?
 最初は、市町村合併の影響かとも考えたが、旧今立町の合併は2005年。それよりも、市議選は24人を選んだ結果が1,564票なのに、これて一体?
(それでも、越前市(旧武生)の得票が一番多く、北野候補の前得票の約37%をここで得ている。)
 旧今立町は福井2区なので、越前市なのに北野候補に投票できない人がいるのかも、という想像をしたが、それにしても票が伸び無いどころか、地元で減らしまくりとしか。


 最後に、鵤卓徳候補。

大野城市議会選挙 2007年 1,889票(参考
衆議院議員選挙  2009年 1,407票/5,139(参考


 さらに過激な結果が。482票の減。

 ここまで来ると、松永氏ではないが

こうなるともはや、幸福実現党の政策そのものが支持されていないと考えざるを得ない。


と、結論を出した方がよいような気がしてきた。