ぼくらの未来は光にみちているか

　久しぶりに帰って参りました。
　Prodigal_Son様のところで、コメントを書いた所、トラックバックも帰ってきてしまいましたので、急ぎ。

性教育批判は「不当介入」 東京地裁、都議らに賠償命令

　東京都日野市の都立七生養護学校（現・七生特別支援学校）で実施されていた性教育をめぐり、「視察した都議らが教員を威圧的に批判し、教育内容に不当に介入した」などとして、教員ら計３１人が約３０００万円の慰謝料などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は１２日、教員１２人に計２１０万円を賠償するよう都と都議３人に命じた。
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031201000702.html

　えー、今から私の過去の不明を詫びます。
　実は私も「なんじゃこりゃ？やり過ぎにもほどがあるんじゃねぇのか？？」

　はい。そのとおり。私も、キチンと記事にあたることを忘れておりました。

　養護学校、と言うところで、私はこれを思い出すべきであった。

聖者の行進 DVD-BOX

　念のために。ドラマとしては全く気にくわないモノでした。知的障害者＝聖者とするのはそれはそれで差別であり、いい奴もいれば悪い奴もいるというに他ならないだろ？とか、虐待（暴行の意味でも、性的の意味でも）をこれでもかと使うのは、ちょっと…とか。
　ただ、「ふたりっ子」の気のいいお父さんだった段田安則が、虐待の限りを尽くす（括弧内以下同文）工場長の役をやった衝撃。それ故、タイトルは、その最終話から。
（えーと、主人公の永遠（とわ）役は、誰だったっけ？）

　しかも、このドラマは現実の事件が元になっていたはず。

　さて、本題。
　Prodigal_Sonさまの言う、

勝ったのは当然だけど、勝ったからといって変質者のごとく罵られた方々の名誉は返ってこないのは事実。それが悔しくて悲しい。

　私もこのエントリを起こすまで知らなかったが、このときの校長先生は分限処分喰らって校長でなくなっていたが、その後の裁判で

都立七生養護学校の元校長は２００３年、学級編成で不正に教員を増やしたなどとして、校長からの降格などの処分を受けました。

　しかし、元校長は、この処分は生徒への性教育の内容を不適切だとすることの別件処分であり、不当だとして処分の取り消しを求めていました。

　判決で東京地裁は、性教育については判断せず、「事実誤認があるうえ、処分も重すぎて裁量権を乱用したものと言わざるを得ない」として、東京都に処分の取り消しを命じました。

と、乱用じゃねぇの、となったようで（控訴されてるかどうかは、不明ながら）

　さて。私が思いっきり頭を抱えたのが、その都議３人のウチの１人、土屋たかゆき氏のエントリ。

まだ出た「とんでも」判決・過激性教育
http://www2u.biglobe.ne.jp/~t-tutiya/cgi-bin/sf2_diary/sf2_diary/20090312.html#378

　引用するような、日本語じゃない。読もうとするだけでも、こっちの品格に関わりそうなので、突っ込みどころだけの引用になるのはあしからずご容赦いただきたい。

ある意味、面白いと言えば面白い。三都議と教育庁合わせて10万円を養護教諭二人に払えと言うものだ。つまり、ひとり、25000円。交通違反で20キロ超過で払う金額に近い程度のもの。

　えーと。これを読むとどうも違うような。

都議が学校を視察した際、教育内容を一方的に批判した点について「侮辱により教員の名誉を侵害した。都議の行為は教育の不当支配に当たり、都教委は教員を保護する義務を怠った」として、別の教員２人に１人当たり５万円の支払いを命じた。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009031390070746.html

　つまり、教育庁が都議（と、知事）の言うがままに、今まで特に問題としてこなかった教育手法をぜーんぶ否定したあげく、校長先生を降格させる等々の処分をかましたことに、「教育庁は先生を守らずに、何をやってるんだ？」と２００万を払え＆都議３名が先生を侮辱したことに締めて１０万円（一人頭３３，３３３円…）を払え、と言うことですな。
（計算できるのかよ、このセンセイ）

　まして、これは確定したらカネじゃすまなくなるぞ。
　蛇蝎のごとく嫌ってるであろう、日教組に逆襲されるのがオチ。中山前国土交通省大臣の企ても、ぜーんぶ水泡。
　たったの２万５千円（ママ）などと笑えなくなる。

この性教協と言う団体。山宣に学べと言っているくらいだから、どうかしていると言える。詳しくは覚えていないが、婦人のことを【昼は家事を行い、夜は性の営みを伴う】奴隷とか書いていた。

　女の涙のご都合主義と書く輩が、何を言うのか、と、笑うところでしょうか、ここ。
　しかも、「詳しくは覚えていないが」ってそれを論拠にするなよ、と。

この4年。多くのところで、性教育の実態を話して来たが、皆、驚天動地。「本当にそんなことやっているのですか」「普通学校でもですか」
「教職員組合がやはり日本を駄目にしたんだ」
そんな感想ばかりだ。

　普通学校でもですか？と、言われたら、どう答えたんだろう？
　教職員組合云々は、その組織率を持ってこなければ、どう話を持って行けばいいんだろう？
（また運動の過激さ云々に逃げるに一票。）

　そもそも、現行教育基本法の第１６条に定める

教育が不当な支配に服してはならないことを引き続き規定するととも
に，新たに，教育が法律の定めるところにより行われるべきことを規定し
ました。

を、破ってしまったという批判はなされるべき。これで、日教組と同等、いや、議員の介入により分限や処分まで実行された以上、それ以上のことをやってしまったわけ。もう笑えなくなったぞ、こりゃ。

「不当な支配」以外の規定は削除し、「教育は、不当な支配に服することなく、法律の定めるところにより行なわれるべき」ことと規定し、法律に従って行なわれる教育行政、教育委員会や校長等の行為が「不当な支配」に当たらないことを明確にしました。
http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2006/kyouiku/qa/q13.html

と、自民党の改正教育基本法の解説でも「教育委員会や校長等の行為」は、不当な支配にはあたらず、とあるのは読めてないのかなー？

それでなくても、若者の倫理が乱れ、エイズ患者は20万人。先進国で少女売春があるのは日本だけ。
レーガンは、レーガノミクスで、純潔教育を推進した。結果、レイプがなくなり、中絶がなくなった。

当然ではないか。イギリスでもサッチャー改革で同じことをした。

　えーと。レーガノミクスは、経済政策ですが…構造改革でレイプがなくなり、中絶がなくなった、というモノでしょうか？
　どうしても、統計がみつからんのですわ…（米英の性犯罪統計）

　エイズ患者（ママ）２０万？これは一体どこから持ってきた統計なんだろう？

　累計数（2007年末現在）
●患者　4,468人
●感染者　9,426人
●凝固因子製剤による感染者　1,438人 (死亡者数624名を含む)　
http://redribbon.yahoo.co.jp/know/02.html
ＨＩＶ陽性と診断された方を足し合わせても、２０万には遠い数字。

慎ましやかで、勤勉な、たおやかな日本が今必要とされている。
騙されてはいけないのだ。

追加；たくさんの応援ありがとうございます。古賀、田代、土屋は子供たちを守るため「正義の闘い」を貫徹する決意です。
ご激励に感謝すると共に、決意の表明とさせていただきます。
世間の人が、これを契機に「本当のこと」を知ったらどうでしょうか。
敵はいよいよ城から出ます。出たらこっちのもの。

　正義なんてない、と、思った方が早いですよ。それにしても、慎ましやかで（略）たおやか…・。
　これは原告支援者の記事と言うことは割り引くにしても
　ここは笑うところですか！

原告代理人を怒鳴る一幕も
　次に、原告代理人による反対尋問がありました。

　土屋都議の陳述書をもとに反対尋問が始まりました。原告代理人が、陳述書にある「ある日」の「ある日」というのはいつか、と聞くと、土屋議員は「平成１５年のことだよ。あなたは覚えているの？」と逆に問い返しました。原告代理人が「質問に答えてください」と言うと、土屋都議が質問の答えではなく説明をしようとしたので、「イエスかノーで答えてください」と原告代理人が答えを促すと、土屋都議が突然大きな声で原告代理人を恫喝するような発言をしました。
http://www.news.janjan.jp/living/0802/0802271625/1.php

　もう一つ。

「僕は女性尊重主義」

　
　もうダメ。笑いが止まりません。