ニイハオ! 称好

 タイトルは、最初は「ないしょのつぼみ」とか

「30歳の保健体育
30歳の保健体育

30歳の保健体育

」とか
にしようかなー、と思ったがやめた。

 後者は、正直エッチネタに振りすぎで、ちと違うだろ?と…。タイトルの元ネタはこれで。間違っても「ふたりエッチ」にするようなら、このエントリは捨てる。

【主張】性教育 過激な内容正すのは当然
2009.3.14 03:37
このニュースのトピックス:主張

 東京都日野市の都立七生養護学校性教育をめぐり都議が視察で批判したことに対し、東京地裁は、「学校の性教育に介入し、教育の自主性を阻害した」などと都や都議3人に計210万円の賠償を命じた。

 問題の性教育は性器のついた人形を使うなど不適切な内容であり、都議らの是正に向けた取り組みは当然の行為だ。これを不当とした判決は極めて疑問である。

 平成15年に過激な内容の性教育の問題を都議らが都議会で指摘したうえ視察した。性器の付いた男女の人形やコンドームの装着を教えるための男性器の模型などの教材が明らかになり、都議は「常識では考えられない」「感覚がまひしている」などと批判した。都教委は視察に立ち会い、教材を没収した。

 これに対し当時の教員ら31人が性教育の内容を批判され、教材を没収したのは不当として都と都議のほか、この視察を報じた産経新聞を相手取り計3000万円の賠償を求めた。判決は産経新聞への訴えは棄却し、都教委による教材没収などについても却下した。

 問題なのは、「視察した都議が教員を威圧的に批判した」などとして、「旧教育基本法が定めた『不当な支配』にあたる」との判断を示し、一部訴えを認めたことである。

 同校の当時の性教育には保護者の一部からも批判が寄せられていた。保護者の同意、発達段階に応じた教育内容など性教育で留意すべき内容から逸脱したものだ。

 これを是正しようとした都議らの行動を「不当」とするなら議員の調査活動を阻害しかねない。

 学校の授業は外部の目に触れにくく、独りよがりの授業がなかなか改善されない。保護者や地域の人々が教育内容を知り、不適切な内容に改善を求めるのは「不当介入」ではない。

 旧教育基本法の「不当な支配」をめぐる条文は、特定の思想を持つ団体などの教育現場への介入を戒める規定だが、教職員組合などは国や教育委員会の指導を「不当な支配」と曲解してきた。

 しかし、18年暮れに成立した新教育基本法に「不当な支配」の文言は残ったものの、教職員らに法を守ることを求める規定が追加され、曲解の余地はほとんどなくなった。性教育に限らず、教育委員会や校長は不適切な教育内容には毅然(きぜん)とした指導が必要だ。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090314/edc0903140337000-n1.htm

 これに伴い批判は、散々やった。繰り返すが不当な介入が、お上の意向に沿わない相手よりも、そうほうが厄介だってこと。

 こちらは朝日の社説。所々、国旗国歌のアタリで論点の暴走があって、これもいい文章ではないので、議論のまた板に載せるのには悪文。
 しかし、これはマジですか?マジならば、教育庁は不当な介入を手助けした、と判断されても、文句は言えないだろ。

 都教委自体、問題視される前はこの学校の教員を講師に招く研修会を共催していたほどだ。議会で追及された途端に手のひらを返すとはあきれる。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html


 もういっちょ。知事のご意見ですが、

都立七生(ななお)養護学校(日野市、現・都立七生特別支援学校)の性教育めぐる訴訟で、東京地裁が都などに賠償を命じた判決について、石原慎太郎知事は同委員会終了後、「(同校の性教育教材は)グロテスク。それを障害者の人たちに教えて何の性教育になるのか。(同校の)独善だと思う」と述べ、地裁判決に異論を唱えた。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090313/tky0903132345012-n1.htm

 知事の小説をネタに出来るなら十分なんだろうけど、ネタをネタとして扱えないから、頭が痛いわけ。
 太陽の季節だったかな?主人公の子を妊娠した英子を妊娠中絶手術の結果死なせてるのは?

 なにしろ、健常者ですら…。以下のエントリは産婦人科の女医さんのブログではありますが…

男性たちはアダルトビデオの真似をして、指を入れているようです。ほとんどの女性は、指なんて入れたってちっとも良くなんかないのに、AVの女優さんが感じた演技をするのを、本当にそうなのだと思うのでしょう。そうして、そうするものだと思うのでしょうね。

 それでも、AVの男優さんは、女優さんを傷つけないように、爪を深く切っています。でも、AVの中で、「さあ皆さん、こうして爪を切りましょう」なんてしません。長い爪でAVのまねだけして、そして多くの女性を傷付けています。

 私は、性教育の講演で、高校生以上に話すときには、この話も入れます。もっとも、これが目的ではなくて、AVの中で行われている「膣外射精」が避妊としては危険であるということを話すときに、ついでみたいな物ですが。

 その膣外射精も、AVの中では小麦粉を練って注射器で飛ばしたりもしているということも。AVは演技の世界で、これでセックスの仕方を学ぶものではないのだということを言いたくて。

 このようなことは、絶対に教科書にはないし、それにこんなことを教えるのは過激だといわれるかも知れません。でも、現実にこうして傷ついた人が沢山産婦人科に来ていること、時に大変なことになっている人を診る立場としては、危ないことはやめろ!!というのも大切だと思うのです。こんなことも含めて、若い男性に伝えたい、と思っています。
http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_a11f.html

 AVのソレで性知識をお任せにしておいてるのではないかいな、という話ですな。でも、この手合いの話をする輩にぐっさりと刺さるであろう発言は、これだろう。

勉強もせず、弱い立場の人への思いもなく、人権感覚もなく、「性教育」にかかわる人たちが沢山見られるようになりました。ただただ若者を脅して、セックスをしないようにさせてやろう、と。それが性教育であると勘違いした人たちです。
http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_d393.html

 まぁその挙げ句の果てが、という図ですね。国籍法ん時も思ったけど、「ヤリ逃げ」の出来る男の情けなさが見て取れる話。