先ずは取り急ぎ。

 山本宣治氏は、土屋先生によれば、

何しろ、彼らと彼女たちは、戦前の無産党(共産党)山本宣治の思想を学ぼうと言っている。その思想とは、以前にも書いたが、【婦人は昼は家事を行い、夜は性行為を伴う「奴隷」だ】と言っている。

読者の皆さん!あなたの奥さんは「奴隷でしょうか」

戦前のコミンテルンの指示は、日本の土台である、「家庭の破壊」である。

と、

  • ご家庭の婦人を性奴隷のように言っている。家庭否定論者だ。
  • その「思想を学ぼう」と言っているのが、過激性教育をすすめる集団だと言うことはハッキリ認識しなければならない。
  • 戦前のコミンテルンとつるんでる

という思想を持ってるとして、これに断固対抗せにゃ成らぬ、と述べている。

 しかしながら。優生学に喧嘩を売るようなのが、性奴隷のように言うかいな?と、どうも違うのでは?と、引っ張り出したが、何しろ孫引き。どっちがどうよ、というのはきちんと原典に当たらなくてはならない。
アインシュタインの予言 の例もある)

 結論は、読み下す時間が欲しい故、もうちょっと待って欲しい(原典は、『改造』1923年新年号に掲載された「結婚 三角関係 離婚 −一青年生物学者の考へ−」。全集3巻に収録されてるのを底本とする。

 しかし、改造か。…なんかアインシュタインの予言のドタバタを思い出すな。


 んで。全集2巻にあった「速やかに性教育を施せ(1921年6月19日 大阪朝日 日曜付録)」が興味深かったので、ここに。

(彼ら青少年子女に性に関する知恵を与えよ、と書いたあとで)
 そして青年子女に近時流行の低級雑誌の出鱈目生理学や傭医が白痴(こけ)脅しに列べる燦爛たる療治器械や新聞雑誌の片仮名の売約広告などを十分割引して観察し得る丈の科学的態度を養はせしめよ。
(中略)
 私の提唱しようとする性教育の要はその身辺に襲ひかかる不測の危険を未然に防ぐに足る科学的智識を授け、盲目的本能を制する理性の自立可能性を示し、以て生を楽しみ進んで同胞に奉仕し得る余力を養ふ旨としてゐる。

 なんか、この部分、件の先生に読ませたいんだが…。えーと正直、先生たちの分が悪いことを、ここに予告しておきます。