科学部の記者じゃないにしても、これはひどい
古森義久氏の「記録的大雪は地球温暖化に疑問を」。危うく爆笑するかと思った。
だからいまのワシントンの雪害は想像を絶しています。
さてここで普通の人間なら考えさせられるのは、地球温暖化はどうなったんだ? という疑問でしょう。
地球は自然にどんどん温かくなり、熱くなる、という「温暖化」はどこへいったのでしょう。
科学的な議論や思考はひとまずおくとして、刻一刻、温かくなっているはずの地球で、なんでこんな110年ぶりの大雪が降るのでしょうか。
ゴア元副大統領でも、鳩山首相でもないし、オマケに専門でもないけど答えましょう。
ちょうどオリンピックやっている、バンクーバーではこんな記事がありますが。バンクーバーにいたら温暖化を叫んでいたんだろうかな?
温暖化、冬の祭典に暗雲 雪不足がスキー会場直撃
地球温暖化がスキー競技、そして冬季五輪の前途に暗雲を投げかける。
バンクーバーから北へ約120キロの位置にあるアルペンスキー会場のウィスラーでは、代名詞のパウダースノーが近年は湿りがちだ。前回トリノ五輪男子アルペン複合の金メダリスト、テッド・リゲティ(米国)は「愛するスキーが存続の危機にあるのは間違いない。温暖化はスキーの環境を悪化させている」と危機感を募らせている。
カナダ環境省によると1月のバンクーバーは1938年からの観測史上で最も暖かかった。記録的な暖冬による雪不足はフリースタイルスキーなどを実施するサイプレスマウンテンを直撃。12月まで山を白く染めていた雪は解け、近くの山からトラックで雪を運び入れ、わらの塊でかさ上げして乗り切ろうとする異常事態になった。
組織委のジョン・ファーロング最高経営責任者(CEO)は「危機的な状況で何ができるかで組織の力が問われる」と話すが、「自然との共生」を掲げた五輪が「自然への挑戦」を強いられているのは皮肉だ。
(参考)
さて、きちんと古森氏のエントリ批判だけど、ここは安井至氏のこの見解を借りれば充分だ。
A君:次に行きます。2001年以降、気温上昇は止まっている、という赤祖父氏の主張があります。
B君:これは、極めて単純な話で、何年間のトレンドを解析するか、というだけ。気温などは揺らぐのが当然。いつだったか、日経の記事を批判したことがあるが、1年2年の傾向で、温度が上がる下がるという話は、気象の話。温暖化は、「気候の話」。気候とは、本来50年オーダーでの平均的な話だ。
(参考:赤文字はワタシ)
しかし、すでに反論というか、収束済みのはずの、クライメートゲート事件で、未だに引っ張るカキコもあるわ、もういい加減にしろとしか言いようがないが、
Commented by 古森義久 さん
roots1960 さん地球温暖化をまったく疑わずに叫ぶ人には左翼が多いですね。
なら、「地球温暖化」についてかるーく、この辺りでも読んでおけ、と。
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