またしても企画倒れ
もうちょっと歴史ネタで引っ張る。
(記紀は、)大和王朝成立後、同王朝の正当性をアピールするために書かれた「イデオロギー的要素の書物」(P91)
と、してまして。
- 作者: 中丸薫
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 単行本
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と、先に書いておいたけど、ようやく図書館から借りられた。
しかし…突っ込みどころのポイントが、非常にめんどくさいことに。
表紙の折り返しからして、この有様。
歴史の偽装工作を暴き、ひらかれた天皇制へ向かうためのキーワード!!
プロローグの自己紹介が非常に鼻につくとかはともかく、これは小説として位しか楽しみ方がないような本であった。
図録の聖徳太子像が「唐本御影」で紹介されているが、別人説が出てきている(すでに山川の教科書から外れてる)。
- 作者: 五味文彦,鳥海靖
- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 単行本
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P254-255に霊峰寺の「最古の日章旗」のキャプションが、
神巧皇后三韓征伐の際に掲げられたと書かれている。
と、あるが…
写真を見て「ダウト」と言えるとは思わなかった。
(確かにお寺の縁起には書いてはあるが、さすがにお寺の言う伝承だけでは「自称」になってまう)
「御旗楯無も御照覧あれ!!」
とでも書けばいいのかな?