こういう議席の確保方法は、想定外だった。

 SankeiBizの連載石川悦夫新党首になったり、新たに沖縄に候補者を出すことになったり、と、言う話題でも動かなかったが、これは。

大江参院議員、幸福実現党入りへ

 大江康弘参院議員(無所属)は11日、参院議員会館で記者団に対し、宗教法人「幸福の科学」を支持母体とする政治団体幸福実現党に入党する意向を明らかにした。同党としては初の現職国会議員となる。

 大江氏は「保守という理念が全く一緒だ。思想信条も政策的にもほぼ同じだという安心感もあり、決意した」と入党の理由を説明した。

 大江氏は改革クラブに所属していたが、舛添要一厚生労働相の入党に伴う新党改革への衣替えに反発して離党。その後も「改革クラブ」を名乗り、自民党統一会派を組んでいた。 

 自民党は11日、大江氏との統一会派を解消、参院事務局に会派変更届を提出した。
参考

 さて、ようやく大江議員の公式ページでの発表があったので、ここに。

この『カンガルー日記』でも再三、述べてきた通り、私は約1年半前に民主党を離党し『改革クラブを結党』、 5人の同志とともに『反民主』を掲げ自民党と連立、今の危険な政権運営に対して『確固たる政治信念』を持ち戦って参りました。
ところが渡辺代表はじめ3名が自民党を離党した舛添氏らと新党(『新党改革』)を作り、私にも参加するよう 説得してきましたが、私は拒否、参加しなかったことで『改革クラブ』は分裂。
そこには『大義』も『正当性』もなかったからです。そこには『選挙の人気とり』や『政党交付金』などが見え隠れし、 納得いかなかったので、私はたとえ1人になろうと『長いものに巻かれること』だけはしたくなかったわけです。

 なるほど。新党改革(桝添新党)では、もう「真性保守」としての活動は無理、と判断しての離党、と。しかし、モトモトは民主党在籍時の比例票だから…票返せ(嘘)。たちあがれ〜への合流も無かった訳ね。

幸福実現党』入党のきっかけは、遡って昨年衆議院選後に同党から要請をいただいておりました。
私のホームページほか政治書籍、メディアでの発言等に感銘、共感を持って下さり、私と一緒にやっていきたい ということでした。当初は私自身、『宗教法人』という垣根や『幸福の科学』をよく存じあげなかったことで、時間を要しましたが、 先日、大川隆法総裁にお会いし、若いこのリーダーの国を憂える想いに共鳴したとともに、私のような者に 熱い想いを持ち、高い評価をしてくださり、その想いに私も応えていきたいと思ったからです。
もちろん、『国家観』や『政治思想』(反民主、日米同盟、拉致問題解決、台湾問題など)が同じ思想であったことが決め手となったのは当然のことです。
このゴールデンウィークに私の地元を廻り後援会、支援者の方々にご説明にあがりましたところ、 皆さん驚いておられました(当然ですよね!)
しかし『幸福の科学』がいかがわしい変な宗教団体(高いお布施や仏壇を買わせる、太鼓や鐘をたたくなどありません) でないことがわかると、ご理解くださり『どんな状況にあろうと、これからもずっと大江を応援する』と言ってくださったときは、 涙が出るほど嬉しかったです。
幸福実現党』は、私を縛りつけることなく自由に政治活動をすることを約束してくれました。私は今までの信念を曲げる ことなく、自分の思想を政治に反映していくつもりです。今まで通り、自民党とも協力していくことになります。

 太字部分は、私。
 これで、
> 『国家観』や『政治思想』(反民主、日米同盟、拉致問題解決、台湾問題など)が同じ思想
 と言っている時点で、「真性保守」=「ジャパニーズ・エスノセントリズム」であることは、あっという間に答えが出る。

 そして、

※反民主=まぁ野党だからそうなるのは当然、としても、これではいかなる対抗策を練ってるか不明

 江川紹子氏の、3年前の参議院議員選挙大敗後、かなりこっぴどく安倍晋三氏をぶったたいてるエントリ、「安倍首相の強気を支えているものは…」の中で、

もし教えの偉大ささが分からない人がいれば、それはその者の目が曇っていたり、間違った情報が与えられてしまった結果であり、その場合には、相手がいやがっても、その教えを押しつけてあげることが、よいことだと信じてやまない。だから、時に相手をだましても、無理をしてでも、教えを実践させる。そんな風にして教義で説かれる世界を実現することが、絶対的な善(あるいは正義、もしくは真理)であり、この世をよくし、人々を幸福に導く道であると信じている。

「教義で説かれる世界」を説いて、見事に上滑りしてしまったのが、去年の自民党の「怪文書((C)by 森永卓郎)」だったり、幸福実現党の行動のケチの付け所その2 *1 だったり、なのだが。

 オレもkojitakenさまと、同じ見解をここで。


「いわゆる「真正保守」とは、金持ちを中心とする人たちの道楽」


論に同意。

 そもそも「現世での成功」を求め、ある程度の社会的地位がある人が支持者(そうでなければ「勝者の立場」「生存競争に勝つこと前提」「福祉を受けることを否定」などするわけもない)の幸福実現党、であればこそ。 

 そして、「今まで通り、自民党とも協力していくことになります。」とあるということは、「ゆ党(一人会派だけど)」としての活動は続けるとも読める。
 それに、衆議院選挙で候補をおろした理由も、これ、と信じた自民党員(+西村真悟氏)を後押しするため、と豪語してもいたし。

今はまだ国会で議席が少ないですが、今後、徐々に議席を増やし力を付けていきたいとも思っております。
これからもこのホームページをはじめ、いろいろなところで自分の意見や活動をご紹介してまいりますが、 引き続きご支援、応援いただければ幸いに存じます。
まずはご報告まで....

 モトモトは民主党在籍時の比例票だから…票返せ(嘘)。

((嘘)にしたのは、実は3年前時点では比例区民主党に投票していなかったため)

*1:その1、は、「宗教が政党を持つ=真理党の恐怖再び!」の誤解を解く努力?をしていない事。市議選の時に確保した票よりも衆議院選挙の時に確保した票が減少するという事態まで起きているのは、まさに。