このぶんでは、オレはあの世で自分が死んだことを自覚できなくなるらしい。

 先のエントリの続き。

 霊言を得た主は、ここまで爆笑できるくらい男性だらけ。市川房枝氏だけが例外のようだが、まぁ菅直人総理を腐すのが教条、もとい党是。まぁ、どんなことになるかは予想をするまでもないか。


 それにしても、これはひどい


――市川先生はご自分が亡くなられていることは、ご存知でしょうか。

市川 はあ? いや、そう? いや、年を取りまして、ぼけましたし、身体は不自由ですが……。
今、「なくなった」とおっしゃったんですか。死んだって?そんなはずは……。
いや、長生きはしましたよ。そんなことが分からなくなってしまうほど、ぼけたのでしょうかねえ。うーん。
参考

 市川房枝記念会の年表によると、惚ける暇はなさそうだな。

1980 昭和55年
6.16 女子差別撤廃条約署名式(国連婦人の10年中間年世界会議。コペンハーゲン)に日本政府の参加を要請、各界へ働きかけ。
6.22 第12回参院選全国区で1位当選。
10.3-13 中華全国婦女連合会の招きで中国訪問。
11.22 国連婦人の10年中間年日本大会(48団体、日比谷公会堂、実行委員長)。
1981 昭和56年
1.16 心筋こうそくの発作のために日赤医療センターに入院。
2.11 死去、87歳9カ月。
2.13 参議院本会議で25年永年在職議員の表彰を受ける。

 晩年まで議員活動をしていて、あっという間に亡くなって、死ぬことを忘れてるということはありそうな、パワフルぶり。
 どう見ても惚ける暇はありそうもありません。ありがとうございました。

日米安保クライシス―丸山眞男vs.岸信介 (OR books)

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では、レビュアーのそれによれば、丸山眞男氏はもう、けんもほろろ

 吉田茂首相や、山本五十六大将も死んでることを忘れてるようだし、マルクスは言うにあらず。
参考

 どうやら、エル=カンターレ様のいう地獄は「自分が死んでいることを忘れている状態」らしい。


 さて話を市川房枝氏に戻すが、

市川 強く言っていたのは、「不平等社会は、やっぱり、なくさなきゃいけない。すべての人間が平等に取り扱われる世の中をつくらなきゃいけない」ということです。そして、「政治家の仕事は、お金持ちや社会的地位の高い人間からいじめられている弱い人を護ることだし、お金持ちからお金を取って、貧しい人に再配分することである。弱いものいじめをしている権力のある人に対し、抵抗運動として“政治敵ゲリラ戦”をするのが、政治家としての正しい姿勢だ」というようなことを基本的に教えていたと思います。

――それは、マルクス思想とつながる考え方でしょうか。

市川 んー、そうですね。まあ、基本的にはそうかな。私の時代には、ずいぶん流行りましたのでねえ。いちおう救済の思想だと思いましたよ。「マルクス思想があれば、宗教はなくてもいけるかな」と思っていましたよ。
だって、「マルクスの思想が、貧乏な人や、不平等な社会を救済してくれる」っていうんなら、マルクスがいれば、神様、仏様は要らないじゃないですか。

大川隆法 「政治家必ずしも、死後、よからず」ですね。菅さんも、おそらく、同じような考えでしょうね。
言っていることは、要するに「基本的には、マルクス毛沢東が神仏の代わりである」ということです。
これが、菅首相の政治の原点であり、菅政権が、「左翼政権」と言われる理由ですね。

 これはえらいこっちゃ。
 社会権に関わるのが全部、「マルクス毛沢東」の代わりになるというのもすごい話だし、そもそも市川房枝氏は確かに美濃部知事を支援してたことは事実だが、と同時に大日本報国言論会に所属してたことで公職追放も喰らってる。

 つまりは、自分の理想の実現(市川房枝氏に取っては、女性参政権等、女性の社会的地位向上、ということになろうか。)のためなら、左右関係なし!&自国の敗北や荒廃を望むような思想はないということにも。

 加えて。少なくても自分のところの女性候補者が、候補者たり得るのは、婦人参政権運動のたまもの。それでこれだけ腐すとは…。



『「真正保守」とは、金持ちを中心とする人たちの道楽である』


の持論をますます強化するに十分だ。